応急対応


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★AED(自動体外式除細動器)を知っていますか?

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駅のホーム、公園や公共施設など多くの人々が集まるところに「ハートに稲妻」のマークを見たことはありませんか?
これがAED(自動体外式除細器)の設置を知らせるマークです。
心肺停止時の救命に使えるものです


★AEDの使い方

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これは、駅に設置してあるものの一例です。
このAED(自動体外除細動器)の操作訓練に参加した中学一年生の話によると
「いろんな場所でAEDを見かけるが、
使い方は思ったより簡単だった」
とのこと。
埼玉高速鉄道は、
このAEDを搭載した自販機を7つの駅に設置しました。
原則、救命講習を受けた改札の係員から見える位置にあり、
緊急時には一般の人でもAEDを取り出して使えます。

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使い方は、このような説明書きがついています。


★突然、家で倒れた時は

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突然意識を失った時や、大怪我をした時、応急対応の良し悪しがその後の回復を大きく左右します。
「近所に迷惑がかかる」と119番を遠慮する人がいますが、
脳梗塞などは、この遠慮が命取りになりかねません。
いったん発症すると完全に回復が難しかった脳梗塞に、
画期的な治療薬が2年前にできました。
脳の血管内にできた血の塊(血栓)を溶かす血栓溶解剤「tPA」で、この薬を投与すれば30%の確立で、後遺症もでず完治するといいます。
但し、この薬の使用には「発症後3時間以内」という条件がつきます。

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病院に到着してから、tPA治療を受けるまでには、
どんなに早く対応しても1時間かかるとされているので、
一分、一秒も無駄にできません。
家族など近くの人が脳梗塞の発作をいかに早く感知し、
119番できるかが、完全回復の分かれ目になります。
血流が途絶えて時間がたってから血栓を溶かすと、
血流が回復した勢いで血管が破れ、
脳出血を起こすことが多いので一刻を争います。

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こんな時は、迷わず、すぐに119番
・急に胸がしめつけられる。
・左または右半身だけがしびれる。
・ろれつが回らない。
・ひどい吐き気がする。



★けがで出血したら

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出血するような怪我をした時は、
まず、出血している部位や程度、
手足の変形などのほかにショック症状がないかチェックしましょう。
体の血液が急激に減ると、
臓器や細胞の機能を維持するのに
欠くことのできない血液循環が得られないため、
顔面蒼白や四肢冷感、冷や汗などの症状がでます。
成人の総血液量は体重の7~8%で、
その内の20%が急激に減るとショック症状がで、
30%を越すと命が危ないといわれています。
真っ赤な血液が脈打つたびに噴出すような「動脈性出血」は応急手当が必要です。
また、赤黒い血液が持続的にわきだしてくる「静脈性出血」も長引くと危険です。

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出血時の応急対応
・出血部位にガーゼやタオルをあてて
救急車が到着するまで上から手で押さえつける。
この時、ビニール袋やゴム手袋をはめること。
感染を防ぐためです。
・心臓に近いところを布などでしばる「止血帯法」は素人には難しいので、 避けたほうが良いです。


★骨折やねんざの時は

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打ち身やねんざの手当ての基本は、安静にして冷やすことです。
無理に引っ張ったり、動かしたりすると、症状が悪化して治りにくくなります。
ただ、長時間冷やすと、皮膚や神経を痛めるので20分以内にしましょう。氷は必ず布などに包んで患部にあてましょう。

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手足が変形している場合は骨折の疑いがあるので、
骨折したところの前後の筋肉や関節を動かないように固定する必要があります。
添え木があれば良いのですが、無い場合は、段ボールや新聞紙、雑誌をあてても構いません。
タオルなどを三角巾代わりに利用して、骨折部分を固定するのも良い方法です。



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